ご挨拶

ご挨拶

日本公認会計士協会 兵庫会
会長 坂井 浩史

新年のご挨拶
~ Keep on Trying with C.P.A HYOGO ! ~

皆様、新年あけましておめでとうございます。平素より兵庫会の会務運営に対してご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は、新型コロナウィルスの感染状況が落ち着き、日常を取り戻し始めた一年でありました。このような中で、阪神タイガースがリーグ優勝を果たし、59年ぶりとなったオリックス・バファローズとの日本シリーズ「関西対決」を制し、38年ぶりの日本一を達成するという快挙を遂げました。また、ヴィッセル神戸がクラブ創設29年目で初めてのJ1優勝を果たし、大いに盛り上がりました。
日本及び兵庫の経済においては、新型コロナウィルス感染拡大で苦境に陥った企業向けの実質無利子・無担保融資(いわゆるゼロゼロ融資)の返済が本格化しましたが、業績が改善せず、破綻に追い込まれる中小企業が増加しました。資金繰り対策から事業再生を軸とした支援へのシフトが必要となっております。
公認会計士業界においては、コロナ禍の中でウェブ会議システムを活用したテレワークの導入により効率化や働き方改革が進展いたしましたが、一方で、監査業務における不正リスク対応等の重要局面では、五感を駆使した対面業務への原点回帰が始まっております。また、改正公認会計士法の施行に向けた取組、サステナビリティ情報等の非財務情報開示の充実、金融商品取引法の四半期開示義務(第1・第3四半期)の廃止と、四半期決算短信への一本化の具体化に向けた課題についての検討が本格化しております。
今年は、公認会計士一人一人が、社会環境の変化に対応し、業務に真剣に取り組み、協会タグライン「信頼の力を未来へ」を推進していくことが求められる一年になりそうです。

兵庫会の重点施策の取組状況

公認会計士業界は、職業種類、監査対象や保証対象の多様性が進化しており、また、女性公認会計士の活躍が著しい状況です。兵庫会では、これらの多様性を正しく理解した上で、会務運営を進めていく必要があります。
以下には、兵庫会の重点施策の取組状況を記載しております。

組織内公認会計士、社外役員公認会計士の情報交換・懇親の機会確保

事業部内に組織内会計士専門委員会と社外役員会計士専門委員会を設置し、メンバーを募集しました。組織内公認会計士については、近畿会と東海会が行っていた合宿研修を中日本五会に拡大し、総勢50名の研修会と懇親会を開催いたしました。また、社外役員公認会計士については、兵庫会単独で20名を集めての研修会と懇親会を開催いたしました。参加される会員の皆様の専門知識の向上、業務支援につなげていきます。

ダイバーシティの推進

ダイバーシティ推進委員会のもと、「座禅」「瞑想」「ビジネスシーンのカラーコディネート」をテーマとする従来の発想にはなかった交流会を開催しました。関西三会においても様々な企画を準備しており、女性会計士の皆様の交流の機会をつくり、ご活躍いただく場を積極的に拡げていきます。

「C.P.A.HYOGO NEWS」の紙面充実による発信力の強化

広報部のもと、C.P.A.HYOGO NEWS の紙面充実に取り組み、「この人に聞く」(監査法人所属会員インタビュー)では、新進気鋭の監査法人所属会員に目標、キャリア、監査提言等を語っていただきました。また、「おじゃまします 兵庫会です!」では、兵庫県社会福祉法人経営者協議会、兵庫県弁護士会に引き続き、神戸経済4社会を構成する報道関係の皆様に兵庫県内の経済のことのみならず、新聞社の日常、公認会計士への期待等について語っていただきました。その次は、会計や監査等を研究されている大学の先生方への訪問を始めておりますので、楽しみにしていただきたいと思います。
なお、上記の兵庫県社会福祉法人経営者協議会との連携については、会計監査ジャーナル別冊第5号(2024年1月号)に掲載される予定ですので、是非ご覧ください。

非営利法人に関する専門情報の収集、発信

1月31日(水)には、兵庫県社会福祉法人経営者協議会との共催で社会福祉法人会計シンポジウムを開催いたします。6回目の恒例企画となり、他の地域会からも、注目される企画となっております。
今年のシンポジウムでは、社会福祉法人の経営課題の早期発見、早期対応を目的として全国社会福祉法人経営者協議会が開発した「経営協ドック」の活用をテーマに事例紹介、操作方法の実演等を行い、シンポジウム後には経営者の皆様との懇親会が予定されています。会員の皆様の業務開発のお役にたてる内容かと思います。奮ってご参加いただきたいと思います。

中小企業支援

公認会計士は中小企業支援の専門家であります。
昨年は、中小企業支援に関する推薦依頼を多数いただきました。
兵庫会では、経験者を中心とするチーム編成を行い、兵庫県中小企業活性化協議会、兵庫県信用保証協会からの推薦依頼に適切かつ柔軟に対応できるよう、準備を進めております。

上記の重点施策だけではなく、兵庫会では、面白い厚生行事を多数準備しております。昨年は、兵庫会の運営による関西三会共催「夏祭り2023」を開催し、123名の会員及びご家族の皆様に楽しんでいただきました。会員同士の交流の機会を創出し、会員の皆様が、「兵庫会に入会して良かった!」と思っていただけるような会務運営を心掛けたいと考えております。

最後になりましたが...

兵庫会が、会員の皆様、地域社会にとってなくてはならないものであり続けるよう、役員、事務局一同、全力で会務に取り組み、新しい施策にもトライしてまいります。会員の皆様におかれましては温かいご支援とご協力をいただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2023.1.27.社会福祉法人会計シンポジウム

2023.7.13.神戸経済4社会を構成する報道関係者との懇談会

2023.7.30.関西地区三会共催「夏祭り2023」